原鶴温泉 愛泉一

原鶴温泉の一角にある愛泉一は旅館です。玄関を入ると番台のような受付があり、おばさんが常駐されているようです。
午前10時30分に到着、温泉に入りたい旨を告げると「どうぞ」との返事、250円を支払いすぐそこにある浴場へ。しめしめ貸切です。

浴場はコンクリートとガラスブロックで造られ、天井や壁にはカビが生息していて衛生的とはいえません。しかし、掃除はほどほどにゆきとどいているようです。



浴槽は2つに分かれていて、湯口のある浴槽は2m×1.5mほどと小さめ、この浴槽から溢れた湯が注ぎ込む大きい浴槽は3m×2mほどです。
大きい浴槽は温め、湯口のある浴槽はこの季節にちょうど良い湯温です。かかり湯をして大きい浴槽へ沈みます。ヌルヌル感がわかります。それ以上に浴槽のタイルがヌルヌルで、すべりやすいのです。
湯口ではゴボゴボと音がして、間欠泉のように湯が跳ねています。すっくてみますが無臭無味無色です。ヌルヌル以外の特徴として、湯の華が舞っているのが分かります。だんだん湯温に体が慣れてくると、大きいほうの浴槽は温くて辛くなってきました。小さいほうの浴槽で体を温めました。



入浴した時間が午前10時30分だったためか、まだお湯は溢れていませんでした。湯口からの湯量と流れ去る湯量を比較するためには、浴槽はいっぱいでなければなりません。やがて、湯量を比較するチャンスが来ました。
湯口の湯は小さい浴槽から大きい浴槽へ、やがて洗い場へ流去っていきます。掛け流しですね。吸湯口も見当たりませんでした。



残念ながら分析表が掲示されていなくて泉質は判明しませんでしたが、ヌルヌル感と掛け流しの湯を250円で提供されていることに、頭が下がりました。
洗い場は2箇所、蛇口がありますが水しか出ません。体を洗うときは浴槽の湯を洗面器で汲み取り使用することになります。


原鶴温泉 愛泉一
朝倉郡杷木志波28-3
泉質不明
石鹸のみ
250円
10:00~21:30
2005/3/21