浴場の扉を何気なく開けると、強烈な硫黄臭、雲仙の地獄に似た臭いが鼻の中に飛び込んできました。今年初めての温泉は、初物をと考え城島町へ足を運びました。
自宅から約1時間、比較的近い場所にこれほど強い硫黄の臭いが楽しめる温泉があったとは、驚きました。
施設は、いわゆるセンター形式で食事も可能です。生ビール中ジョッキ400円、かけうどん250円、肉うどん450円、カレー450円、と安いメニューが並んでいます。残念ながら正月三ヶ日は食事はできませんでした。
休憩室は大小それぞれ1箇所、いずれも禁煙です。飲食物の持ち込みは当然禁止です。下駄箱は10円ロッカー、脱衣所にも10円ロッカーが備えてあります。
この日は、正月休みということもあってか、とにかく人が多く、脱衣所は狭く感じて仕方ありませんでした。もちろん、浴室は芋の子を洗うような状態でした。
浴槽は3つ、サウナも完備されています。湯は1m×3mほどの浴槽に一旦注がれ、オーバーフローした湯は6畳ほどの広い浴槽へ注がれる仕組みです。循環用の吸水口が見当たりません、掛け流しです。但し、給湯量は多くもなく少なくもなく・・・という印象を受けました。
飲用もできます。無色ながら、臭いはまさに硫黄と卵のミックス臭です。外へ出る扉があります。出てみるとスノコが広げてあり、その先には庭があります。ひょっとすると将来、露天風呂ができるのかもしれません。肌には重く、湯上り後は肌がカサカサしてしまいました。
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あおき温泉
久留米市城島町大字上青木366-1
0942(62)1426
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)
サウナ 水風呂 半露天 ボディーシャンプーリンス・ドライヤー有り
靴ロッカー(10円)、ロッカー(10円)あり
500円(子供300円)
10:30~22:00
定休日毎週水曜日
2004/1/3
■再訪 2004/10/25
久しぶりに訪れたあおき温泉、露天風呂が増設されているとの情報に期待して向かいました。しかも平日の昼下がり、浴槽の写真も可能かと思っていましたが、その期待は見事に裏切られました。
駐車場は満車、脱衣所は4~5人の客、浴室内へ進みますがこちらも5~6人の客、人気があるんですね。前回は単にベランダというか板張りがあった場所に洗い場が増設され、その先に新たに浴槽(10名ぐらいは入れそうですね。)が設けられています。
これは露天じゃないですね。外とを仕切る窓がないだけで、屋根はきちんとついています。超開放的な内湯と表現したほうが適切な気もします。強烈な硫黄臭が前回の印象でした。今回はどうでしょう。浴室内に充満するといった硫黄の臭いはありませんね。内湯の湯口の湯をすくってみると良い感じの硫黄臭です。しかし新たな浴槽の湯口の湯は明らかに弱い硫黄臭です。
人気が高いあおき温泉、客が少ない曜日は存在しないのかもしれません。
■再訪 2011/4/2
あまりに多い車の数に、通り過ぎてしまうことが多い「あおき温泉」、本日も、同じ光景です。
浴場へ直行します。

2人ほどが脱衣所にいます。以外に少ない。浴場へ入ります。内湯には誰もいません。内湯の洗い場に2人。予想を裏切る少なさです。
のんびり湯を楽しむことができそうです。


湯をすくってみます。硫黄の臭いは全くしません。むしろモール泉を想像させる臭いを感じます。露天の湯口の湯も同じような臭いです。
あの、やわらかい硫黄臭とは、もう出会えそうにないようです。